私:Ph.D.をとるためアメリカに来て、今はポスドク中。 彼:元コミットメントフォービックなアメリカ人医師兼研究者。週一でクリニックをしながらポスドク中。


by hamakkoinmidwest

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冴えない日々

かなり放置してしまいましたが、私の人生変わりありません(汗

仕事、はっきり言ってうまく行ってません。

今の研究プロジェクトを自分が面白いと思えるところに持っていけないので日々もがいています。
やっぱり面白くないと研究できないです。

それから、ラボは相変わらず少人数で、私にとって必要な技術にインプットがないことも物事が遅〜く進んでいる原因です。前のラボ&学科には誰かしら気軽に質問できたり、アイディアを交換できる人がいたのですが、今のラボ&学科ではとにかく隔離されていて誰にも聞けないのです(というか、私が必要な技術を使っている人がいるかどうかも微妙)。
論文を1本でもいいから出してから他の職に移ると決めたものの、次に就職できるかどうかもわからないし。

あぁ、なんだか深みにはまって出られない気分。

愚痴ってすみません。

私のポスドク生活って、特別冴えないです(;_;
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by hamakkoinmidwest | 2010-07-26 23:46 | サイエンス/キャリア

Food Inc.

今更ですが、Netflixで Food Inc. を観ました(遅っ!)

内容はほとんど知っていたので、ビジュアルだけが目的でしたが、やっぱり影響力のある映画ですね。

私たちの食生活はこんなかんじなので、全オーガニック、ローカルというにはほど遠いですが、こういう映画を観るともうちょっと徹底しないとなーという気にはなります。

元々、牛の挽肉はNYTimes の記事(アンモニアで消毒されてる挽肉もあると知ったのはその時でした)を読んで以来スーパーでは買わないことにしていて、近所の小さな肉屋さんで挽いてもらうか、塊を買ってきてうちで挽くことにしていました。夏の間はファーマーズマーケットが頻繁にあるので農家から肉を買うのも簡単なのですが、冬はどうしようかと考えています。冬も続く CSA(community supported agriculture)もあるんですが、うちのは野菜&果物&卵なので秋に終わってしまいます。厳しい冬のある地域では冬でも地元でとれた物だけを食べるっていうのはほぼ不可能ですね(^ ^;

私も先日触れた移民問題、この映画でも取り上げられていました。
不潔で過酷な環境の精肉産業が違法滞在の移民を雇い、コストを下げる。違法滞在移民がひどい環境に文句を言えないことを利用して、消費者の「もっと安く」という要求を満たすためです。

この「安ければ安いほどいい」という消費者の要求が、食品産業が現在のようになってしまった要因の一つのようです。

私が憤りを感じたのは所得が少なく、父親が糖尿病、母も肥満で子供が二人の家族が、ファストフードを食べるシーン。
映画のスタッフと一緒にスーパーに買い物に行き、洋梨が高すぎるからって棚に戻すところが出てきます。果物一つに1ドル払うのを諦めて、「食事」になる1ドルバーガーを買ってしまう。時間もないし。でも、父親は糖尿病で失明するかもしれない。月々の薬代が高いので、健康的な食べ物は高くて買えない。と説明する母親。

米と乾燥豆(時間がないというのなら、缶詰でも)と、ケールやマスタードグリーンの安い葉っぱがあれば、4人分の食事は相当安く作れるのに。時間がないっていうけど、ファストフードレストランまで車で行く時間内でできてしまう料理だって沢山ある。
要するに、そうやってやりくり&スピード料理ができる人はあまりいないんですね。だから低所得層=肥満という、歴史的になかったことが起きてしまう。
そしてそういう人が多いから、食品産業はますます安くて満足感を得られる、ジャンクフードを売り続けることができるという悪循環が、さらに悪い方向へと向かってしまう...。

アメリカの食問題は、アメリカ経済、貧富の差、移民問題、健康保険問題、政治と大企業の癒着など、今アメリカが直面している諸問題が複雑に絡み合った問題なんだということを改めて確認できる映画でした。
職業柄何でも疑ってかかるので全部鵜呑みにするわけではないですが、誰でも一度は観ておくべき映画だと思います(とか偉そうに言って今まで観てなかった私)。
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by hamakkoinmidwest | 2010-07-14 06:50

アメリカの卵

しばらく前に、日本人の友達から「アメリカの卵って、なんで黄身の色がレモン色なの?」と聞かれたことがありました。
確かに日本で普通に買う卵と比べると色が薄いです。
餌が違うのかな、くらいにしか思っていなかったのですが、やっと謎が解けました。

日本では、黄身の色が濃い=健康な卵、おいしそう と思われているので、餌にパプリカなどの色素が加えられるのだそうですが、アメリカでは色素を餌に加えることは禁止されているらしいのです。 (間違ってました。パプリカ色素など天然なものは加えてオッケーだそうです。なので多分違うのは加えられてる色素の量です。安ければ安いほど色素を加えてないのかもしれません。)

私は夏の間、農家からの野菜の宅配に加入していて、野菜と一緒に放し飼い卵も届きます。
黄身の色はスーパーのよりは少し濃いけれど、そこまで変わらないなと思っていたのですよ。

でも味は違います。やっぱり放し飼いで地面から虫をつついて生活している鶏と、身動きがとれないように小さい隙間に入れられている鶏では卵の味に違いは出ますよね。

また、日本の卵とアメリカの卵との違いは、日本の場合は生食用を仮定として殻の消毒が行われ賞味期限が決められているのに対し、アメリカの場合は加熱用を仮定としていることです。最初、卵の賞味期限がやたら長くてびっくりしましたが、それはそのためだったようです。ということは、日本での賞味期限は生食用のことで、それが切れても加熱するならまだまだ使えるということです。

ちなみにアメリカでもスーパーの卵は消毒はされているので、農家から買った卵とかの方がかえってサルモネラの危険はあります(小さい農家は消毒してないと思うので)。アメリカでも生卵を食べたいから放し飼いのオーガニックの卵を買うんだという日本人もいるらしいですが、その点では、味はどうあれ多分スーパーの卵の方がかえって安全かもしれません。
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by hamakkoinmidwest | 2010-07-10 04:53

バスプロショップ


突然ですが、私の彼は釣りが好きです。

彼の母方の「悪い」叔母が勝手にカナダの湖のほとりにある家族のキャビンを売ってしまって以来、なかなか釣りに行けていなかったのですが、やっと行くことにしました。

私も子供の頃生き物を捕まえるのが趣味だっただけに釣りにも興味があったのですが、親がアウトドアに全く興味がなかったため、釣りらしい釣りをせずに今までに至ります。

必要なものを準備するため、Bass Pro Shopに行きました。
名前の通りバス釣りをする人向けのアウトドアショップで、釣り具全般、ハンティング用品全般、キャンプ用品、アパレルなどが売っています。入り口に「猟銃を持っている方はここへ預けてから入店してください」と書いてありました (^ ^;
あと、魚のいる大きなタンクがあるのも特徴です。

彼はこの店が大好きで、「まるでキッチン&グルメ専門店にいる私のよう」と思ってしまいました。
女性in靴屋、子供inおもちゃ屋ってとこですか。

私は日本で釣りをしたことがないので事情はわからないのですが、アメリカで釣りをするには州のライセンスを購入することが必要です。自分の住んでいる州のライセンスの方が安いので、近隣の州ではなくうちの州のライセンスを購入しました。

さて、釣れるかどうか。乞うご期待!(違
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by hamakkoinmidwest | 2010-07-09 06:18 | アメリカ生活

移民問題


アメリカが今抱えている大問題の一つが、移民問題。

根本的な原因は、違法滞在する移民は安く雇えるので、雇用主は安い労働力(奴隷に近いんじゃ?)を使うことができ、移民は違法に滞在しても多目に見てもらえることです。
違法滞在者でも運転免許が取れる州も多いし。(は?って思うのは私だけ?)

これのさらに根底にあるのが、一般的アメリカ国民の「汚い仕事は誰かを雇えばいい」精神。悪意はなくても、ふとした日常の行為に顕著に現れます。これらが複雑に絡み合っているため、今突然違法滞在者を全員追い出すと、アメリカ経済は崩壊するでしょう。
でも、今の不景気で無職の国民が多いはず。例えば失職したアメリカ国民が、小さな農家や家族経営のお店で働くことにしたとすると、どれくらいの職が増えることになるのでしょうか。そして、それが地元活性化に役立ったら...。
こういうことを考えるのも、最近地元農家や小さなベーカリー、酪農家/チーズ屋、肉屋などが増えてきたからです。マーケットも以前より回数が増えています。これを期に、土にまみれたり、血で汚れたり、肉体労働の多い仕事でも、見返りがあって、世間にもそういう仕事が尊重されるような社会になればいいのに、と多分現実的ではないことを望んでいます。

私たち合法移民も実は問題。
高学歴な人々の間で、私たちのようなH1bビザ持ちの移民が職を奪っている、と思っているアメリカ国民も少なくありません。
正直なところ、サイエンスの世界では高学歴者の数>>職 なので、そういう風に思われても仕方ありません。この競争率が、世界一の医学、科学を生むのだろうか、という議論も出ています。
改革が必要なのは明らかですが、移民の国アメリカが合法的移民に消極的になるのは避けてほしいところです。
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by hamakkoinmidwest | 2010-07-02 03:49