生物学者のアメリカ暮らし。

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健康保険&医者探し

大学院生の時は、サラリーが出るのですが雇用ではないので健康保険がありませんでした。
うちのプログラムの場合月にたしか300ドルくらい「博士候補者費用」と「健康費用」を合わせて取られるのですが、それを払う用にサラリーに上乗せされて支給されていて変な制度。と思っていました。
メディカルキャンパスにいたので、メインキャンパスの院生よりも待遇がよいとの噂です。

ポスドクは一応雇用にあたるので、健康保険に加入できます。私のプランは月々30ドル程度のもので、院生時代頭痛の種だったデンタルのカバレッジもあります(喜)。

しかし、今まで常用している薬が必要な時はstudent healthに行けばよかったところが、社会人として主治医(?適当な日本語が思いつきません)を見つけなければなりません。
どうしたものでしょう?

うちの大学関連の医者は全て私の持っている保険を受け付けるとのことなので、うちの医学校の「医者を検索」でprimary care doctorを探してみました。

彼がリストを見て「この人が評判いいらしい」と言ったので、電話してみると、「新しい患者のアポイントメントは11月まで埋まっています」と言われました(涙)。

評判がいいだけあります。

医者を探すと言っても、実際どう探していいかよくわからないものです(私だけ?)。保険会社の検索機能を使うとたくさん出てくるのですが、自分に合いそうな医者なんて分からないですよねぇ?

結局、大学の近くの、うちの医学校とは繋がっていない小さめの病院にしぼってみました。
電話してみると、

「今新しい患者さんを受け付けている医師は2人います。男性と女性どちらがいいですか?」

と聞かれたので、とっさに

「じょ、女性でお願いします」

とそれで決めてしまいました(汗)。

でもやっぱりアポイントメントは埋まっていたので、処方箋が必要なことを告げると、nurse practitioner とのアポをとってくれました。

急ぎの場合彼に処方箋を書いてもらう手もあるんですが、メールオーダーしたほうが安くなり、その場合医師名を書き込まなくてはならないのでちょっと気が引ける。ということで、アポがとれて一安心です。
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by hamakkoinmidwest | 2009-03-27 10:51 | サイエンス/キャリア

新しい仕事

少し前から卒業研究をしていたラボを去り、ポスドク(postdoctoral researcher; postdoc)として新しいラボに移りました。

Ph.D.を取った大学と違う機関に移る人が主ですが、違う都市に引っ越せない事情で同じ大学に残る人もいます。私も実はその一人。

でも、私の場合同じ学科内でなく分野を完全に変更する形になったので、あまり将来支障がないと思います。
同じラボや同じ大学内の似たようなラボでPh.D.->ポスドクを続けるとCVの見た目がよくないのですが、たまにそういう人も見かけるので。

私より少し先に卒業した友達はまだやりたいことが分からないということで同じラボでポスドクをしていますが、ちょっと心配(汗)。

Ph.D.コースまで行くってことはやりたいことがはっきりしていると思われがちですが、実はそうじゃないんです。
そのままアカデミックまっしぐらな人はいいのですが、「やっぱりベンチ(実験台)ワークは続けたくない」とか、「実験の失敗の繰り返しに嫌気が差した」とか、「ボスを見てたら教授には絶対なりたくないと思った」とかいろいろなんですよ。
しかもこのご時世、教授は誰も引退しないし、サイエンスの費用はカットされるしで、Ph.D.をとったところで教授になれる確立はかなり低いです。

私も実はアカデミックには残りたくない派です。なぜなら、1)教えるのが嫌い 2)グラント(研究費の申請書)を書き続けて拒絶されるのが苦痛 
だからです。

実験をするのは幸いまだ好きなので(笑)、ポスドク終了後研究者として企業か政府機関に勤めたいと思っていますが、まだ数年先の話です。

さて、新しい仕事なのですが、新ボスが長い間違う国で研究機関を設立していたため、こっちにあるラボは閉鎖状態でした。そこで、現在の状況が真新しいラボをスタートさせる時のようなもので、実験機器を購入したり、セットアップをするだけで毎日が過ぎていてまだ実験らしい実験に至ってません。

実験機器も100万円近くするものが多く、さっさと買えるようなものではないので、よくその機器について調べたりセールスの人と交渉したりと、かなり時間がかかります。まぁこれもいい経験かもしれません。でも早く自分のプロジェクトを本格的に始めたいものです。
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by hamakkoinmidwest | 2009-03-23 12:04 | サイエンス/キャリア

Ph.D.

いつの間にやら博士号をとっていました。(え?)

新しい分野でのpostdoctoral researcher(通称ポスドク)としての仕事がもうすぐ始まります。

自分の名前の前にDr.を付けられたり名前の後にPh.D.を付けられたりすると、まだ信じられませんが、大学院生活は楽しいことばかりではなく、時には辛く長かったので、やはり達成感があります。

お給料はあんまり上がらないのですが、このご時世、仕事があるだけで感謝感謝!(笑)

研究者として一人前になれるようこれからもがんばるつもりです。
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by hamakkoinmidwest | 2009-02-24 11:02 | サイエンス/キャリア

私を貧乏にする歯

前に書いた、クラウンが欠けてしまいやり直しになった奥歯なのですが、今なぜかその歯が痛いのです(涙)。

root canalをした歯なので、神経は全てとってあるはずで、痛くなりようがないはずなのですが、だんだん痛みが増してきています。


とても嫌な予感....。


そろそろ学生からポスドクへとステータスが変わるので、保険なども変えなければならず、歯医者も変わることになる都合の悪い時期に限って。

最初のroot canalとクラウンで確か400ドルくらい、クラウンのやり直しが800ドル。これ以上この歯にお金を吸い取られるんでしょうか私は。

週末なので歯医者に電話もできず、痛み止めを飲んでごまかしています。

最初にroot canalやった歯医者を訴えたいくらいです。


そしてステータスが変わるといえば、F-1(学生)ビザから労働可能なOPTに申し込まなければならず、その申請費用が340ドル。

現在、とても貧乏な私です。
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by hamakkoinmidwest | 2009-01-31 14:05 | アメリカ生活

2009

もう新年なんですね。早いものです。

昨年はいろいろあった年でした。遠距離恋愛を終えて同棲をはじめたこと。卒業の準備と職探し(見つかってよかった〜)。国際学会。何もかもあっという間に過ぎた気がします。

このブログを始めたことも大きいです!温かいコメントを下さった皆さん、くだらない私のブログを読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。ブログを通じての出会いって、いいものですね。今年もよろしくお願いします。

今年は学生をようやく卒業して新しいスタートを切りたいと思います。

そして彼との関係について、今年中にまた話し合いをしなくてはなりません。同棲生活はうまくいっていても、将来どうしたいか考えなくては。
今年の最大の抱負かもしれません。

さて、大晦日の昨日は友達のNew Year's Eve Party に行き、つい飲み過ぎて久々にかなり酔ってしまいました。彼はお水をくれたり朝お茶をいれてくれたりと介抱(?)してくれましたが、最近飲んでいないので油断してたのがよくなかったですねぇ。今後気をつけないと(汗)。
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by hamakkoinmidwest | 2009-01-02 06:24 | 自己紹介

進行状況

前回のポストに温かいコメントくださった皆様、ありがとうございました。
ふるさとから遠く離れて生活することについて、これからも時々投稿するかもしれません。

私の論文の進み具合ですが、こんなかんじです。

第一章 イントロ (これだけで参考文献が122に達しました(汗))
第二章 私の第一筆者としての論文1(パブリッシュ済み)
第三章 私の第一筆者としての論文2(パブリッシュ済み)
第四章 結局うまく行かなかったプロジェクト
第五章 面白くなってきたところだけど最後まで終わらそうとしたら当分卒業できないところだったプロジェクト
第六章 まとめと考察


1から3はほぼ完了です。4と5も大部分は書き終わったつもり(?)です。まとめが結構大変で、脳しぼって考えてるところです。
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by hamakkoinmidwest | 2008-12-21 08:01 | サイエンス/キャリア

海外在住者のジレンマ



父方の祖母が亡くなりました。

私は父方の親戚とはあまり親しくなく、おばあちゃんとはたしか大学1年の時以来会っていません。94歳で、ここ数年はずっと寝たきりだったし、身内でも誰だかわからなくなっていたそうです。
ろうそくの火を消すような、安らかな最後だったそう。

父が電話でなくメールで知らせてきました。そして帰国する必要はない、と。

これが母方の祖母だったら即帰国しているところなのですが。改めて父方の親戚との付き合いの薄さを感じます。

アメリカにいると、家族の大切さを考えさせられることがたくさんあります。
そして、その度に私って冷たいのかなと思ってしまいます。

おばあちゃんが亡くなったのが悲しいというよりも、お葬式に出られないのが心苦しいということに対して悲しくなりました。

彼は、「後悔するといけないから、帰った方がいいと思うんだったら帰りなよ」と言います。でも、私には卒業直前に一時帰国する精神的余裕がないのです。
「家族は家族だよ。」と言われて、そうなんだけど、でも行けない。と言うしかありませんでした。

家からこんなに遠く離れて暮らせるのには理由があるのかもしれません。私は父とはあまりいい関係が保てていません。両親とも、私の進路には全く口を出さないタイプ。それに寂しいとか帰ってきてとか、言われたことがありません。

今までのアメリカ在住生活で一番後悔しているのが、母が手術をしたときに帰国して助けてあげられなかったこと。当時まだクラスとテストがあり、どうしても帰れなかったのです。
こういうことがあると、アメリカに永住する可能性があることに、一歩踏みとどまって考えてしまいます。親がもっと歳をとったらどうなっちゃうんだろう。と今から不安なのにも関わらず、日本に住んで日本で仕事をするのが自分にとって幸せでないのが分かっているんです。
少し自己中心的ですね。

時差のため日本時間で朝になってから、父と電話で話しました。
孫が大勢いるから、私は出席しなくてもいいという父に、せめて私からお花を送りたいと説明しました。
帰国した時に、お墓参りに行って、おばあちゃんに博士号のdiplomaを見せるから、そっちの方がおばあちゃん喜ぶよね。と自分に言い聞かせています。

論文の追い込み、おばあちゃんのためにもがんばります。
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by hamakkoinmidwest | 2008-12-13 08:11 | アメリカ生活

「アメリカで働く」ワークショップ

大学で開かれた外国人向けワークショップに行ってきました。

主にOPT(optional practical training)とH1Bビザ(就労ビザ)について、うちの大学のインターナショナルオフィスが移民弁護士をスピーカーに招いて開催したものです。
OPTというのは、学生ビザの延長のようなもので、普通学位取得後1年間アメリカで働くことができます。

H1Bビザにはキャップ(人数制限)があり、9/11の影響などで長年に渡ってキャップはそのままになっていて、現在では抽選でないと取れません。
私は学位卒業後は大学でポスドク(postdoctoral researcher)となるので、H1Bビザのキャップは免除ですが、企業などにはキャップがあり、ポスドク後が少々心配なところです。しばらくは心配しなくてよさそうなのですが、F1-> OPT-> H1B -> green cardという方向で一応考えておこうと思っています。

でも、お金もかかるし、時間もかかるし、タイムリミットもある。不安材料ではあります。

移民弁護士は「アメリカ国民と付き合ってる人? 結婚しなさい。就労ビザからとるより全然楽だから。」 とジョーク混じりに言っていましたが、彼に説明するときは結婚のヒントは出さずざっと説明して、ビザ関係はお金がかかりそうだなーと言うと、

one of us needs to get a real job!

なんて言いました。

へぇ?

ポイント、そこじゃないでしょう!
わかってるのかなぁもう...。
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by hamakkoinmidwest | 2008-10-15 04:55 | サイエンス/キャリア

先行き不安

アメリカの経済状況は悪くなる一方ですね。

お金がないと真っ先にカットされるものの一つがサイエンスです。
数年前から資金が減らされていてグラントがとりにくくなっていますが、これからさらに悪化するんだろうなぁ、と思うとかなり先行きが不安です。

アメリカで職を探したい私としては、重大問題。

卒業してからは直接人々に貢献する研究がしたいと思っていますが、それでもお金が出るかどうか。
卒業後も、しばらくアカデミアでトレーニングをして様子を見るしかなさそうです。
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by hamakkoinmidwest | 2008-09-30 21:55 | サイエンス/キャリア

labor day weekend..

遠距離恋愛の一番のメリットは、自分のペースで仕事ができることだと思います(彼氏/彼女がいない場合でも一緒ですが)。

研究系の院では、最初の勉強/テスト漬けの2年間が終わると研究のみになり、何時間働こうと自由です。(もちろん怠ける学生もいますが、卒業できなくて困るのは自分なので)

遠距離中は週末もラボで過ごすことがほとんどでしたが、彼が帰ってきてからはやはり週末に一緒に何かすることがあるので、週末働く時間を削っています。これで焦りを感じるのが院生の悲しい性(涙)。

先日、彼にlabor dayは何をしたいかと聞かれ、月曜日が休日なことに初めて気がつきました。院生にとっては休日はあまり関係ないのです(キャンパス内にタダで駐車できる、というくらい)。

本当は一日かかる実験を入れる予定だったのですが、一日ずらすことにしました。学会の直前なのでいろいろ終わらすことがあるのですが、こうなったら仕事の効率をよくするしかありません。

そういえば妻子持ちの元ラボメンバーは8時から5−6時、たまに週末もあり、でしたが効率よく仕事をこなしてました。家族がいるとラボに入り浸りというのはよくないですよね。アジア人男性研究者は妻子持ちでもラボに入り浸りな人が多いですが、アメリカ人でそういう人はあまりいないと思います。
まぁ、両方研究者で両方ともラボに入り浸りなカップルもいますが、子供がいるとそうもいかないでしょうね。

将来のことも考えて、効率アップを計りたいと思います。
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by hamakkoinmidwest | 2008-08-28 06:40 | サイエンス/キャリア

私:Ph.D.をとるためアメリカに来て今はアカデミアとスタートアップの境に存在。夫:元コミットメントフォービックなアメリカ人医師兼研究者。アシスタントプロフェッサー。
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生命科学系PhDをとるため日本の大学卒業後アメリカに来て、当時MD/PhDコース中のPhDの方をやっていた彼と出会いました。彼のレジデンシーの間は国内で遠距離をしていましたが、フェローシップでこの都市に戻ってきたので、何年か一緒に住んでから結婚しました。体外受精の末恵まれた娘と3人暮らし。

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